「はげひげ」の脳的メモ

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zoom RSS 子育て行動はバソプレシン放出活性の低下を伴った??

<<   作成日時 : 2017/04/28 00:52   >>

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 生き物の多くは子育てをする。げっ歯類では巣を作り子育てに熱心な種もいれば、営巣をあまり行わず子育てに熱心ではない種もいる。たとえばハタネズミでは単独行動型と集団行動型があり、集団行動型の子どもは乳首に対する執着が強かったりする。そしてここに愛着ホルモン、オキシトシンのレセプター数の差があることなどが示されている。
 ↓は、量的遺伝学的手法で、近縁種内の子育て方式に影響を与える遺伝子候補を明らかにした研究。視床下部ホルモンのバソプレッシンのレベルを上昇させる遺伝的変化は、営巣行動の減少と関連したというもの。さらにバソプレッシンを分泌するニューロンを操作すると、営巣の度合いに直接影響を及ぼし、バソプレッシン放出活性を低下させると、営巣行動が増したというもの。
 バソプレッシン(Vasopressin)は、ヒトを含む多くの動物で見られるペプチドホルモンで、ヒトでは視床下部で合成され、脳下垂体後葉から分泌。抗利尿ホルモン(Antidiuretic hormone)、血圧上昇ホルモンとしても働き、浮気とのかかわりも指摘されている。
 抗バソプレッシン薬サムスカは心不全、肝不全、常染色体優性多発性嚢胞腎による体液貯留抑制に使われているが、この服用で子育てに熱心になるとか、家庭好きになるといった報告はまだない(笑)。
The genetic basis of parental care evolution in monogamous mice
Andres Bendesky, Young-Mi Kwon, Jean-Marc Lassance, Caitlin L. Lewarch, Shenqin Yao, Brant K. Peterson, Meng Xiao He, Catherine Dulac & Hopi E. Hoekstra
Nature 544, 434–439 (27 April 2017) doi:10.1038/nature22074

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